1.1月30日(水)、日本政府は、在ベトナム日本国大使館において、ズオンタイン村人民委員会との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力「ズオンタイン村小学校拡充計画」の贈与契約の署名式を執り行った。
(1)供与金額
123,162 米ドル
(2) 要請元
ズオンタイン村人民委員会
2.案件内容
(1)ズオンタイン村小学校は、タイグエン省フービン郡ズオンタイン村に位置している。ズオンタイン村は人口約7,700人、世帯数1,800の農村であり、貧困世帯数の割合は32%に達している。
(2)ズオンタイン村小学校は、1970年に改修された2校舎(1階建て2部屋及び1部屋)、1971年に改修された校舎(1階建て1部屋)及び1978年に改修された2校舎(1階建て1部屋)の合計6部屋を使って、2シフト制でかろうじて運営されている。現在、校舎内は老朽化しており、随所が危険な状態にあることから、生徒の安全や健康上の懸念が高まっていた。
(3)このような事情に鑑み、今回、ズオンタイン村人民委員会は、生徒が安全な環境の下で終日授業を受けることが出来るように、新校舎(8部屋)の建設を計画しており、日本政府としては、新校舎の建設に必要な資材等の購入のための資金を供与するものである。
3.署名式では、谷﨑泰明駐ベトナム日本国特命全権大使とズオン・ヴァン・トゥ(Mr. Duong Van Tu)ズオンタイン村人民委員長が贈与契約書に署名を行った。
4.署名式において谷﨑泰明大使は、「我が国の支援するこのプロジェクトを通じて、ズオンタイン村の初等教育環境が大きく改善されること、また、日本とベトナムの友情と相互理解が益々深まることを期待します」と述べた。
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